決済ってご存知ですか?
土地や建物を購入する際、まず売買契約を締結して手付金(内金)を支払い、
その後残金を支払うにあたり、銀行で融資をしてもらうという流れの中で、
残金を支払う最後の工程を決済といいます。
一般的には、融資先の銀行に売主、買主、仲介会社そして司法書士が集合し、
売主、買主の本人確認、登記意思の確認及び登記に必要な書類を司法書士が確認したら、
銀行に融資を実行してもらい、売買代金の残金や諸々の費用を支払ったら解散。
所要時間は概ね1時間半から2時間。
解散後、すぐに司法書士が登記を申請し、決済日付で不動産の名義が買主に変わる。
少し前まではこのスタイルがメジャーだったのですが、
最近はネット銀行の利用者が増え、決済方法もアップデート!
スマホやタブレットで融資額の入金を確認したら即、売主等に振込むか、取引のある銀行の窓口で
振込みを依頼し、相手が売買残金や諸費用の入金を確認すれば決済完了。
場所も自由に選択できるし、司法書士が立ち会うだけなのでとてもコンパクト。
その分、売主と買主が事前に打ち合わせをする必要がありますが、
自身で手続きすることで、より実感が沸くことになると思います。
現金取引もあった時代は、決済が、目の前で大金を見る唯一のチャンスだったのですが、
アナログからデジタルへと便利になった分、
お金のありがたみを実感できなくなってきたように思います。