遺贈寄付

先日、社会に役立つことに自分の財産を使いたいと相談に来られた方がいた。
具体的な対象は決まっていないし、今すぐに行動するか、
相続時に寄付するかは検討中ということだったので、
とりあえずネットで寄付団体の資料を請求してみることに。
なかでも熱心な団体からは、内容確認の電話までいただいた。

国際非営利活動法人、一般財団・社団法人、特定非営利活動法人(認定NPO)など
一度は目にしたことのある団体10社ほどの資料を見てみると、
その成り立ちから現在の活動状況、詳細な財務情報までいずれも非常にわかりやすく、
特に遺贈、相続財産の寄付については、その流れはもとより、「相続人とは」から始まり、
「遺言書の種類」「遺言書の書き方」「遺言執行者」「遺留分」まで詳しく記されていた。
なるほどニーズの高さが理解できる内容である。


さて、4月から相続登記が義務化されることに伴い、名義変更に関する相談が増えている。
なかには相続人が行方不明や未成年者、認知症を患っているなど、少し複雑なものも多い。
そこで重要になるのが遺言書の有無です。
遺言書があれば、時間のかかる相続人の調査や遺産分割協議などが不要になり、
相続手続きが比較的スムーズに行えます。
自分の相続なんてと先延ばしにしがちですが、避けられないことなので、
一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょう。
ちなみに私自身は、エンディング・ノートから始めています。